「最低賃金と療養費について」という記事をFacebookで投稿をしてみました。
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これを深堀して分析してみましょう。
最低賃金と療養費の伸びを合わせないと、整骨院で人が雇えなくなりますよ?って話です。
柔整療養費2030年の未来予測
最低賃金が6年後に1500円になるとして。
最低賃金と療養費の伸びを合わせて計算すると、2030年に初検料は1550円→2000円になります。
後療料は505円→652円、電療料は33円→43円。
最低賃金を急に1500円ではなく、なだらかに年4%づつ上げるという急激なアップでなくても確実に不可能です。
現実的な計算をしてみましょう。
最賃と柔整療養費に相関性がない場合の未来予測
診療報酬の1%改定が続くとすると、柔道整復療養費はその半分0.5%です(2024年改定は0.26%)
初検料は1550円→1557円(2026年)→1564円(2028年)→1572円(2030年)になります。
後療料は505円→530円(2026年)→556円(2028年)→583円(2030年)になります。
電療料は33円→35円(2026年)→37円(2028年)→39円(2030年)になります。
これは今の体制だと仕方ないです。
では最低賃金と療養費の伸びを合わせた金額と、仕方ない金額の差を見てみましょう。
とは言っても0.5%は高く見積もった%なのでそこは了承ください。
- 初検料は2000円(最賃と合わせた場合)-1572円(1%改定が3回)=-428円
- 後療料は652円(同)→583円(同)=-231円
- 電療料は43円(同)→39円(同)=-4円
これを「マシ」だと感じるか「でかいなあ」と感じるか、自院の算定構成で計算してみて下さい。
単純計算で1日50人来院、平均2部位、25日営業で計算すると23500円/日、587500円/月になります。
2020年に最低賃金が1500円になったとして、療養費の伸びが2年で0.5%の伸びだと
最賃の伸びに追いつけず587500円が消え、さらに人件費が28%増加します。
ここで言いたいのは
最低賃金は28%上げよう!なのに柔整療養費の伸びは低いままなの???
柔道整復はそんなに価値のない仕事なんでしょうか?
整骨院のDX化は初検料を30円上げたら出来るようなもんなんです???
整骨院のスタッフの賃金は初検料を30円上げたら出来ます???
今できる対応策については
【なんとか現状維持?】2030年の柔道整復療養費とギョーカイの未来像(2)
で書きますのでお楽しみに!
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